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武田 全康
no journal, ,
JRR-3では、平成23年3月の東日本大震災以後、被災箇所の補修、全施設の健全性確認を平成25年2月には終え、その後策定された試験研究炉の新規制基準への適合確認のための原子炉設置変更許可を平成26年9月に申請した。以後、その許可取得に向けてヒアリングや審査会合を重ねているが、未だ再稼働に至っていない。本講演ではJRR-3の再稼働に関連する原子力機構内での取り組みについて報告する。
武田 全康; 山崎 大; 坂佐井 馨; 曽山 和彦
no journal, ,
反射率計は、表面・界面という薄膜特有の構造解析に特化した装置で、表面はいうまでもなく、多層膜の内部に埋もれた、機能発現の場である界面構造をも非破壊的に知ることのできる唯一の観察手法である。特に中性子は、X線に比較して物質に対する透過力が非常に大きく、物質中に深く埋もれた界面にも容易に達する。また、X線が苦手とする軽元素に対する感度も大きく、さらに、周期律表で隣り合う元素の識別能力を持つため、中性子反射率計は、金属, 高分子, 生物と測定対象を問わない理想的な表面・界面ナノ構造の研究手段である。そのため、国外では、表面・界面の研究に中性子反射率計の利用が急速に拡大しており、40台近い中性子反射率計が稼働している。国内でもJRR-3に2台(MINE-II, SUREN)とMLFにも2台(SOFIA, 写楽)の中性子反射率計が設置されているが、反射率データから構造情報を引き出すためには、逆格子空間内のある領域を一度に解析(プロファイル解析)する必要があり、MLFのようなパルス中性子源の方が、JRR-3のような定常中性子源よりも有利である。MLFの中性子反射率計が本格的に稼働した現状を踏まえた上で、SUIRENの今後の方向性について、装置グループとしての考えを報告する。
熊田 高之
no journal, ,
再稼働にむけて準備を進めているJRR-3施設内の他の分光装置と同様に、SANS-J装置も以前に比べて装置維持費が減額される中で老朽化した機器を更新して安全性と信頼性を高め、さらにユーザーの要求に応じて高度化することが求められている。特にSANS-Jに関しては、以前から故障率の高さに多くのユーザーから苦言が寄せられていた。そのような中で我々は、汎用性の高い機器を用いた回路の更新、必要性が低く故障が多い機能の簡略化・廃止による故障頻度の低減、故障発生時のバックアップシステム構築、高角散乱測定におけるユーザビリティ改善を柱とした装置の改良をすすめている。原子力機構内における要請と放射性物質が扱えないJ-PARC MLFとの差別化から、再稼働後は原子力関連技術への貢献をこれまで以上に行っていく。